綿流しの演舞が無事に終わり、その後オヤシロ様への感謝を口にしながら綿を流す圭一とレナ。
翌日、圭一は先生に呼ばれ、警察の大石から事情聴取をされることに。
綿流しの祭りで出会ったとされる二人の男女。
その二人が行方不明になったというのだった。
その事実に驚愕する圭一は大石によって「オヤシロさまの祟り」の存在を知ることになる。
「ひぐらしのなく頃に業 第3話」の感想
綿流しの祭りが終わり、「ひぐらし」の世界も大きく動き始めます。
序盤の平和な日常回とは違い、警察である大石の登場で段々と推理要素が加わってきます。
クラウドさん、お久しぶりです。あとカレー先生も!
「オヤシロさまの祟り」と呼ばれる強烈な「ひぐらしワード」も登場し、大石によってこれまでに起きた一連の怪死事件について説明されます。
そこで不安に駆られる圭一ですが、この時の大石は威圧的でなく実に穏やかという印象です。
周りのことも配慮し、彼なりのアドバイスを与え、不安を宥めようと努めてくれています。
ふふ、さすがはソウルブラザーのクラウドね!
しかしそれよりも今回重要なのはレナですね。
彼女の豹変ぶりや奇怪な行動が目立つ恐怖回といったイメージが強いように思われます。
旧作でも魅力のある回となりますが、ここからレナに対し、徐々に恐怖感が募っていきます。
レナの名言「嘘だ!」キタァアア!
「ひぐらし」の魅力としては、日常回とホラー回のそうしたギャップにあるかと思われますね。
しかも大胆な驚かし方だけではなく、こっそりと忍び寄ってくる感じなんかもホラー感をより引き立ててくれています。
鬼隠し編と鬼騙し編について
旧作の鬼隠し編とは違い、鬼騙し編では各キャラの性格や扱いなどに多少変化が見られるように思われます。
おそらく部活メンバーであまり変わっていないのは魅音と梨花で、その他のメンバーや大石、富竹などに関しては多少の変化が加えられています。
あと圭一の両親が顔出ししているところよね!
中でも一番気になるのがレナの不気味な言動にあるかと思われます。
今回の話では彼女の名言でもある「嘘だ!」を聞けたわけですが、重要なのはそこではなく彼女の言った「頑張り物語」という点にありますね。
あ、あのう、もしかしてレナさん……。
罪滅し編で言ったセリフをそのまま言ってるわけなので、時々見せるぼうっとした表情や圭一を観察するこれまでの行動などが、そちら側へと意識を向けられたものであるように感じられます。
そのため最後の電話シーンと第2話で富竹と出会い、その後圭一が魅音に憶測で言ったある言葉が妙な繋がりをもたらしている気がしてなりません。